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61歳男性からのご相談
先日、病院にかかった際、「少し前立腺肥大が見られるので、尿が出にくい症状があれば早めに来てください。」といわれました。
今のところ、尿は普通に出ていますが、気になるのが、夜の方がめっきり弱くなったことです。精力減退の原因は特に思い当たることもなく、前立腺肥大のせいかも?と思うようになりました。
もし、前立腺肥大が原因なら早く治療してもらった方が精力回復のためにも良いのでしょうか?
ある程度、市販薬で治るなら、適切な薬をご紹介下さい。
(プライバシーに配慮して文面に修正を加えています)
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まず、お客様の年齢ですと、殆どの男性になんらかの前立腺肥大は見られます。また、精力減退も年齢と共に誰でも経験することですから、この二つを直接結び付けて心配する必要はありません。
ただ、どちらも男性生殖器に関する症状であり、男性ホルモンが関与していることは十分に考えられるので、それらの知識を身につけて、日頃の生活習慣から見直していくことはとても大切です。
前立腺肥大症と診断される頻度は、50歳で30%、60歳で60%、70歳で80%、80歳では90%程度ですが、そのすべての方が治療を必要とする症状を伴うわけではありません。前立腺の肥大と排尿症状を伴い、治療を必要とする、いわゆる前立腺肥大症の頻度は、その1/4程度と言われています。
従って、排尿に問題がない状態で、精力回復のためだけに前立腺肥大を治療するという指針はお医者様は示されないと思います。精力減退の症状とは切り離して考え、日頃から尿の出方や、尿の色などに注意して、変化が起こったときには早めに受診していただくことが大切です。
前立腺が肥大する原因はまだはっきりとは解明されていません。しかし、「男性ホルモンの働き」が関与していることは間違いなく、中高年になって男性ホルモンを含む性ホルモン環境の変化が起こることにより、前立腺が肥大すると考えられています。
また、男性更年期では男性ホルモンの働きが低下して精力減退の原因になることがあります。その場合は、テストステロンの塗り薬を塗ることで性機能の回復が期待できます。
代表的な市販医薬品として、オットピン-Sがあります。
オットピン-Sの使用上の注意として、排尿困難を伴う前立腺肥大のある方にはご使用いただけません。また、排尿に問題が無くても、症状をよく観察しながらご使用いただく必要があります。
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